名城大学薬学部同窓会

会　長　　青木　裕幹

現在、母校名城大学薬学部では、6年制薬学教育において4年次に開講される「事前学習」の準備が進められています。6年制薬学教育では、5年次において、病院、保険薬局でそれぞれ2.5ヶ月の長期実務実習が必須化されていますが、事前学習ではこの長期実務実習に先立って、学内において薬剤師業務の基本的な知識、技能、態度を習得するために、薬剤師業務の流れに沿って病院や薬局をモデルとした総合的な学習内容を約4週間にわたって実施することが計画されています。すなわち、この事前学習において十分な訓練を重ねた学生が医療現場でより実践的な長期実務実習を履修し、薬剤師としての実力を向上することが母校６年制薬学教育を成功させる鍵を握っているといっても過言ではありません。

　しかしながら、事前学習の効果をより有効に引き出すための人的資源を考えると、学内の教員のみでは決して十二分とはいえず、薬剤師業務をきめ細かく指導するためには、薬剤師として豊富な経験を持つ同窓生に一人でも多く参画していただきたいとの要望が大学側から同窓会に対してございました。

　そこでこの度、名城大学薬学部同窓会では、50年以上の歴史を誇る本学同窓生の皆様に、次世代の薬剤師教育の根幹となる事前学習において大学教員と連携してご支援、ご協力いただける事前学習補助者（ボランティア）の募集を行うことといたしました。

　詳細は今後大学との打ち合わせにより決定いたしますが、現時点では別紙のように計画しています。また、同窓会としては卒業生と大学との一層の連携を図るためにも、現在大学ではどのような教育を行っているのかを知っていただく良い機会になると考えています。

　ぜひ、我々の後輩の薬剤師育成に対してご協力いただける方の参加登録をお願い申し上げます。